1995-03-30 ArtNo.1054
◆米国ファンド・マネージャー“キャピタル”、<星>業務拡張
【シンガポール】米国ファンド・マネージャー“キャピタル・グループ”は目下シンガポールにおける業務拡張に本腰を入れている。
OUBセンターにオープンした新オフィスの開所式に出席するため先週シンガポールを訪れたキャピタルのウォルター・スターン会長によると、同グループは全世界で1700億米ドル以上の資金を運用、内10億米ドル以上がシンガポールで運営されているが、これを向こう5年間に2倍に拡大する計画だ。89年にシンガポールにリサーチ・オフィスを設けたキャピタルは、昨年末からファンド・マネージメント業務をスタート、これに伴い2倍のスペース(8800平方フィート)の新オフィスに移転した。今年末までにはトレーダー2人とファンドマネージャー1人をシンガポール・オフィスに補充、トレーディング・デスク(2人勤務)も新設する。現在はアジア市場の取引は全て米国本社で集中的に手掛けられているが、トレーディング・デスク設立後は、同じタイムゾーンの中で取引ができるようになる。向こう10年間には同社の運用する資金の半分以上が米国以外の市場に投資され、また米国以外の市場からの資金調達が益々拡大する見通しと言う。(BT:3/29)
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