1997-05-17 ArtNo.10530
◆<印度>タミールナド炭鉱/発電事業に内外の企業が関心
【チェンナイ】タミールナド州Jayamkondamにおける褐炭の開発と発電事業の入札書類の発行は16日締め切られたが、内外の少なからぬ企業が同プロジェクトに関心を示している。
締め切り前日の15日までに入札書類を購入した企業には、丸紅、ノース・アメリカン・コールCo等の国際企業6社やGujarat Ambuja、L&Tパワー、BSES、リライアンス・パワー、タタ・エレクトリック等の地元企業が含まれている。
タミールナド州政府は300万トンの褐炭生産と500MW(メガワット)の発電所の建設を希望している。当初Mcnally BharatとDeutsche Babcockが、プロジェクトの機関車を務めるJayamkondam Lignite Powe Companyに40%を出資、タミール・ナド・デベロプメント・コーポレーションも11%を出資し、計画が着手されたが、採用した技術のコスト高騰で離陸に至らなかった経緯が有る。今回の入札では最初のプロモーターらが投じた資金の回収は特に条件に含まれていない。
入札審査は資格審査(RFQ)と計画審査(RFP)の2段階に分けて進められ、RFPの結果は今年7月にも明らかになる見通しだ。落札者はBOOM(建設/所有/操業/保守)方式によりプロジェクトを進めることになる。(ET:5/16)
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