1997-05-17 ArtNo.10529
◆<印度>電信局、英テレコムとVSNLの電話幹線計画棄却?
【カルカッタ】電信局(DOT)は、今日(5/17)催されるテレコム・コミッションの会議で、ブリティッシュ・テレコムとVidesh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)が提案した陸上長距離電話幹線の敷設計画を棄却するものと見られる。
ブリティッシュ・テレコムMCIが、VSNLと共同でオアシス・プロジェクトの地域ハブを、インドに設けると言う計画は、提案されて以来そろそろ1年になるが、その命運は今日の会議で確定する見通しだ。VSNLのテレコム・ゲートウェイを陸上長距離電話幹線でリンクすると言う案は、DOTの長距離電話独占権に直接脅威を及ぼす恐れがあり、こうした懸念が会議の行くへを左右するものと見られる。
テレコム理事会のメンバーの1人G.C.Iyer氏によると、提案されている地域ハブがインドから海外への電話を処理するものである限り反対するものではないが、DOTの国内長距離電話独占権を脅かさないことが前提になる。
陸上に長距離電話幹線を敷設することは、DOTの既存の設備と重複するため、理事会はむしろムンバイ/コーチン/チェンナイ/Vishakapatnam/カルカッタを結ぶ海底ケーブルの敷設を勧告する見通しと言う。(ET:5/16)
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