1997-05-17 ArtNo.10519
◆<星>シーメンス松下、SAW施設にS$5千万投資
【シンガポール】シーメンス・マツシタ・コンポーネンツ(SMC)は5000万Sドルを投じてカラン・ウェイにSAW(サーフィス・アコースティック・ウェーブ)装置の研究開発(R&D)/製造施設を建設する。
SMCが15日発表したところによれば、シーメンス・コンポーネンツの工場に隣接して設けられる新工場は、主にエンジニアと技術者から成るスタッフ200人を雇用し、1998年半ばに稼働、1日30万ユニットのSAWフィルターを製造する。主にワイヤレス・コミュニケーション市場をターゲットとする製品は、アジア太平洋地域、日本、北米自由貿易地域(NAFTA)等に輸出される。
情報技術/テレコミュニケーション製品のキー・コンポーネントとされるSAWの世界市場規模は昨年の5億米ドルから5年内に10億米ドルに倍増する見通しだ。シーメンスと松下電器産業が対等出資で設けたSMCの昨年の生産高は2億米ドルで、世界市場の40%のシェアを占めている。(ST,BT,LZ:5/16)
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