1997-05-15 ArtNo.10492
◆<星>訓練不足が電子/化学業界のIT導入のネックに
【シンガポール】シンガポールの電子業界と化学業界における情報技術(IT)の応用、サプライ・チェーン(部品/材料の納入業者や製品供給先を結ぶネットワーク)のリンクは依然低水準に留まっており、訓練不足がその主因と言う。
国家コンピューター局(NCB)、Gintic製造技術研究所、シンガポール産業連盟が、昨年10月に国内の電子/化学会社376社を対象にITの運用に関するアンケート調査をしたところ、以上のような傾向が明らかになった。ちなみに調査に回答した148社(50%)の内電子企業が67%、化学会社が33%を占めた。
全体としては電子業界におけるインターネット、EDI(電子データ交換)、ワイヤレス・ネットワークの運用が、化学業界に勝っている。大部分の電子企業はインターネット/イントラネットを社内の通信に利用しており、こうしたネットワークをEDIに統合しているものは半ばにとどまった。しかし化学業界の企業の大部分もサプライヤーや顧客との連絡にインターネットやVANを用いること、あるいは利用を拡大することを計画している。(ST,LZ:5/14)
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