1997-05-15 ArtNo.10491
◆<星>HP社、携帯PCの研究開発にS$4千万投資
【シンガポール】ヒューレット・パッカード(HP)は、国家科学技術局(NSTB)の企業研究奨励計画(RISC)の補助も得、シンガポールにおける携帯用コンピューティング製品の研究開発(R&D)に向こう5年間に4000万Sドルを投資する。
HP社によるとR&Dスタッフは当面30人だが、来年までに100人に増員される。研究領域には部品のミニチュア化、ASIC(アプリケーション・スペシフィク・インテグレーテッド・サーキット)デザイン、HPパームトップ・コンピューター用のソフトウェア/装置の開発が含まれる。
シンガポールで300人を雇用するHP社は目下、ウィンドウズCE(コンパクト・エディション)ベースのパームトップPC新モデル300LXと320LXの製造を手掛けている。これら2製品は世界各国で今週売り出される。ウィンドウズ95やウィンドウズNTにも対応、解像度640×240pixelを実現したこれらの製品(目下のところ白黒のみ)はHP社がシンガポールで開発した4番目の製品ラインで、各896Sドルと1210Sドルで市販される。
1995年初に発売したDOS/ウィンドウズ3.1バージョンも依然好評を博しており、今後も引き続き販売されると言う。(BT,LZ:5/14)
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