SEAnews 1995-03-29 ArtNo.1049

【バンコク】タイ政府は28日の閣議で異論の多い190万回線電話敷設プロジェクトを協議した模様だ。
ウィチット・スラポンチャイ通信相は26日ＢＤ紙に対して、シナワトラ・グループが強く反対しているにも関わらず、同プロジェクトに対する閣議の承認を得ることに自信を表明した。先週発表された190万回線敷設計画の下、バンコク及び周辺の60万回線はテレコムアジア(TA)に、地方の50万回線はタイ・テレフォン・アンド・テレコミュニケーションズ(TT&T)に委ねられ、またテレフォン・オーガニゼーション・オブ・タイランド(TOA)自身も80万回線の敷設を引き受ける。しかし、これ以前にＴＡとＴＴ＆Ｔには97年までに200万回線を敷設するライセンスが与えられており、190万回線プロジェクトの実行にはこれら両社の了解を求める必要があるが、シナワトラ・グループのタクシン・シナワトラ前外相は同計画に強く反対していると言う。(BD:3/27)