1995-03-29 ArtNo.1048
◆<印尼>ブカカ・シングテル、電話敷設事業契約ほぼ手中に
【ジャカルタ】インドネシア企業PTブカカ・テクニク・ウタマ(BTU)とシンガポール・テレコム・インターナショナル(STI)の合弁会社ブカカ・シングテル・インターナショナル(BSI)はインドネシア東部の電話線敷設契約をほぼ手中に収めた。
BTUのファデル・ムハマド重役(CEO)がBT紙に語ったところによれば、3月21日の締め切りまでに東部インドネシアの電話敷設入札に応札したのはBSIのみだった。入札結果は今年6、7月以降に発表される見通しだ。同プロジェクトでは30万~40万回線が敷設され、コストは6億米ドルと見込まれる。インドネシアの通信事業当局PTテレコム・インドネシアは国内を7つの地区に分割し、BOT(建設/経営/引渡)とほぼ同様のKSO(クルジャサマ・オペラシ:利益分与共同経営)方式に基づき全国200万回線の電話敷設事業を入札にかけた。同入札には内外企業のコンソーシアム30チームが応札、内12チームが一次選考を通過している。BTUは傘下のPTブカカ・テレコミンドを通じてSTIと合弁を組んだが、ブカカ・テレコミンドにはシンガポール政府投資会社(GSIC)とシンガポール証取上場のトランスパック・インダストリアル・ホールディングズが合わせて25%出資している。ちなみにファデル氏(42)はリー・クアンユー・イクスチェーンジ・フェローシップの下、域内の若手リーダーとして最近シンガポールに招待された。(BT:3/28)
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