1997-05-13 ArtNo.10470
◆<印度>PALプジョー、CKDキット輸入の特別許可申請
【ムンバイ】フランス企業プジョーと地元企業プレミア・オートモービルの合弁に成るPALプジョーは、目下認可待ちの完全現地組立(CKD)車1万8000台の輸入に加え、1997/98年度分として309モデルCKDキット6000台分の特別輸入許可を対外貿易総監(DGFT)に申請した。
消息筋は、ムンバイ倉庫のCKDキット在庫は底をつき、6月以降まで供給を続けることはできないため、特別輸入許可の申請は不可避と指摘した。Daewoo(大宇)モーター・インディアもCKDキット4万台の輸入許可を待っているが、同社は過去2年毎年CKDキット2万台の輸入を許可されており、PALプジョーほど深刻ではないとされる。これら2社に対するDGFTの輸入認可遅延の理由は、両社が輸出比率に関する条件を満たしていないことによると見られる。他の自動車メーカーは、当初2年間輸出比率条件の適応を免除されているが、アナリストらはPALプジョー及び大宇が、性急に輸出比率条件を受け入れたのは、変動の激しいインド市場の事情に無知だったためと見ている。(IE:5/12)
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