1997-05-13 ArtNo.10468
◆<馬>ジャワ・コンピテンシー・センター、年央にオープン
【クアラルンプル】サン・マイクロシステムズ Pte Ltdのマレーシア・オフィス、サン・マレーシアとMimos Bhdが共同で準備を進めているジャワ・コンピテンシー・センター(JCC)が今年半ばにオープンする。
サン・マレーシアのRamesh Nava所長によると、スガイ・ブシのテクノロジー・パーク・マレーシアに位置するMimosキャンパス内に設けられる同センターにサン・マレーシアは50万米ドルを投資した。同投資額はスタートアップに必要な設備とスタッフに充当されるが、JCCの運営には別に年間150万Mドルの支出を必要とする。関係予算やビジネス・プランは今月中に完成する。
サンとMimosから派遣されたエンジニアの数も手掛けられるプロジェクトにより異なる。基本的にはベース・ラインと専門プロジェクトに関わる研究活動が手掛けられる。前者ではパートナーに対する日常的な支援/コンサルタント・サービスが提供され、後者では顧客やそれ自身のフラッグシップ・アプリケーションのためのプロットタイプの制作が手掛けられる。JCC設立の目的の1つは、サン・マレーシアのビジネス・パートナーやジャワ・ベースのハード/ソフトの開発を望む地元企業に支援を提供すること。第2の目的はマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)フラッグシップ・プロジェクトのプロットタイプの制作である。目下サン・マレーシアはエレクトロニク・ガバメント、スマート・スクール、テレメディシン、スマート・カード・アプリケーションの研究を進めている。
JCCはサン・マイクロシステムのMSC事業参画のスタートに過ぎず、JCCはまたMSCのシード(種)に過ぎない。サン・マレーシアはそのパートナーがJCCを踏み台にそれ自身の研究開発(R&D)に乗り出すことを望んでいる。
サン・マイクロシステムはまたマレーシアにジャワ・デザイン・センター(JDC)を設けることを検討している。JDCは現在ニューヨーク、ロンドン、ローマに設けられている。JDCの候補地としてはシンガポールとインドも検討されており、いずれにしても今年第3四半期には開設されると言う。(コンピュータイムズ:5/12)
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