1997-05-13 ArtNo.10463
◆<星>ラサ・セントサ・リゾート4年連続の赤字計上
【シンガポール】シンガポーリアンの簡便な休暇施設として好評を博しているにも関わらず、シャングリラ・グループのラサ・セントサ・リゾートは、昨年も4年連続の赤字を計上した。
ラサ・セントサのオーナー、セントサ・ビーチ・リゾートPte Ltdは昨年190万Sドルの損失を計上した。セントサ・ビーチ・リゾートに40%出資するシャングリラLtdの年次報告書によれば、赤字は1993年の570万Sドル、94年の390万Sドル、95年の240万Sドルと縮小傾向を辿っている。
トレーダーズ・ホテル及びタングリン・モールのオーナーで、シャングリラが30%出資するカスカデン・プロパティーズの損失も営業初年度(95年)の1240万Sドルから690万Sドルに縮小した。シャングリラ・ホテル・シンガポールの業績は、競争過熱、Sドル高、国内経済の成長鈍化に関わらず引き続き好調で、ホテルの営業額は前年の1億3000万Sドルから1億3110万Sドルに僅かに拡大、税引き前利益も10.5%増の3030万Sドルを記録した。ホテル客室稼働率は74.3%から75%に改善したが、1日当たりの客室料金は249.27Sドルに12Sドル下降した。(ST:5/12)
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