1997-05-13 ArtNo.10461
◆<星>ニックスドルフのアジア業務、100%以上成長
【シンガポール】シーメンス・ニックスドルフのアジア太平洋地域業務は昨年、一般の予想を遥かに上回る100%以上の成長を見た。
シーメンス・ニックスドルフのGerhard Schulmeyer社長兼CEOによると、同社のビジネスは主要市場の欧州では12~13%の成長を遂げており、これは同地の7%の平均成長率のほぼ2倍に達する。アジアにおける過去半年間の受注は130%増の2億7500万マルクで、今年9月期の予想売上げは6億マルク、2000年のアジア太平洋地域売上げは10億マルクに達する見通しだ。
シーメンスにより1990年に買収された後もニックスドルフ・コンピューターの不振は持続したが、1994年にシーメンス・ニックスドルフ・インフォメーションシステムAG(SNI)のトップに就任したSchulmeyer氏は、オープン・クライアント/サーバー環境の確立や独自コンピューター・システムの総合化に努めた。加えて経営政策/技術戦略の抜本的な見直しが、急成長に結びついた。
アジア太平洋地域売上げは世界売上げの3%を占めるに過ぎないが、長期的に20%にまで拡大させると言う。(BT:5/12)
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