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1997-05-13 ArtNo.10460
◆<星>帝人、特殊プラスチック製造にS$5.86億投資
【シンガポール】帝人は原料の安定供給が得られることからシンガポールに500億円(S$5.864億)を投じ、特殊プラスチック製造プラントを設ける方針を決めた。
帝人は先月、CD-ROMやデジタル・ビデオ・ディスクの製造に用いられるポリカーボネート樹脂を年間10万~15万トン製造できる施設をサクラ島に建設すると発表した。テイジン・ケミカルの梶原政亞社長によると、シンガポール・ペトロケミカル・コンプレックスから原料の供給が得られることが、インドネシアやタイへの進出を見合わせ、シンガポールに工場を設ける方針を決めた最大の理由。この他、急成長する東南アジア市場に近く、米国/欧州の需要にも応じられることが、オフショア製造拠点の条件とされた。シンガポールの原料価格は僅かに日本を下回っている。
シンガポール工場は日本工場と同じ技術を用いるが、シンガポール工場(200人雇用)のコスト効率は、段階的に拡張されてきた日本工場(300人雇用)を上回る。円の軟化に伴うコスト上昇が問題だが、計画には影響を及ぼさない。新工場は今年末に着工され、1998年末に稼働、当初年間6万トンの製品が製造される。年間製造能力は2003年までに10万~15万トンに拡大される。同社は目下日本で年間10万トンを製造、世界市場の40%のシェアを占めている。
ちなみにジェネラル・エレクトリックは日本に工場を建設する方針を決定、ライバルの三菱エンジニアリング・プラスチクスはタイ工場を建設中だ。この他、ドイツのバイエルもタイ工場の建設を準備していると伝えられる。
帝人グループはインドネシアとタイで合成繊維を製造、中国にも繊維工場を建設中だ。しかしテイジン・ケミカルとしてはシンガポール以外に別のオフショア製造拠点を設ける計画は今のところないと言う。(BT:5/12)
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