1997-05-12 ArtNo.10458
◆<印度>M&M、スペイン技術導入し自動車用鋳物製造
【ムンバイ】マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)は自動車用エンジン・ブロック、ヘッド、トランスミッション・ケース等の需要に応じるためスペインの技術を導入し、最先端の鋳造施設を設ける計画だ。
インド/スペイン合同ビジネス委員会の会頭を務めるM&Mのアナンドゥ・マヒンドラ重役(MD)はMondragon Corporation Cooperative(MCC)との覚書に調印した。同覚書はMCC傘下Fagor Group社子会社のVictorio Luzuriagaから技術ノーハウを得る助けになる。マヒンドラ重役によればVictorio Luzuriagaは欧州の指導的な鋳造会社で、欧州主要自動車メーカーのほとんど全てにエンジン・ブロックやヘッドを納入している。
M&Mは合弁方式により向こう4年間に150~170クローを投じて年産5万トンの鋳造工場を建設する計画で、目下工場建設の候補地を物色している。M&Mの多目的自動車製造部門の売上げは1997年3月期に22%、トラクター部門のそれは15%の成長を見たと言う。(IE:5/10)
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