【クアラルンプル】マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)内に開発される最初のインテリジェント・タウンシップ“サイバージャヤ”の15年後の資産価値は238億Mドルで、デベロッパーらの投資収益率は33%と見込まれる。
カントリー・ハイツ・ホールディングズBhdがクアラルンプル証取(KLSE)に報告したところによれば、以上の投資収益率はデベロッパーが借り入れを行わず、自己資金だけで計画を実行したと仮定した場合のもので、利子負担等は含まれていない。デベロッパーのサイバービューにはレノンBhd、ランドマークスBhd、カントリー・ハイツが各13.75%、ゴールデン・ホープBhdが10%、日本電信電話(NTT)が15%、マレーシア政府機関が20%、Emkay Sdn Bhdが13.75%、それぞれ出資している。
アナリストらは、不動産開発の投資収益率は平均20%で、サイバージャヤのそれは例外的だが、政府の支持を得、土地コストも安いことから、目標達成は可能としている。サイバービューは第1期工事分2800haの売り出し価格を平方フィート当たり30~40Mドルと発表しており、これに対して土地コストを含む開発コストは15Mドルと見込まれている。商業開発の場合の投資収益率は40~50%、住宅開発のそれは20~25%とされるが、サイバージャヤの商業開発と住宅開発の比率は不明。(BT:5/10)