1995-03-29 ArtNo.1041
◆<星>ン/クェック両氏のYHS買収戦白熱化
【シンガポール】マレーシア・ホンリョン・グループのクェック・レンチャン氏は27日、同グループが所有するヨー・ヒャップ・セン(YHS)株式が総発行株式の20%を越えたと発表、既に公開買付の意思を表明している不動産王ン・テンフォン氏の持ち株比率21%に肉薄した。
クェック氏傘下のファースト・キャピタル・コーポレーション(FCC)はこの日の声明で、クェック氏の香港子会社グオコ・グループが25日、アラン・ヨーYHS前会長傘下のLintien Pte Ltdから542万5000株(3.82%)を1株4.10Sドルで買収する契約を結んだことを明らかにするとともに、FCCが最終的にグオコ・グループのYHS持ち株を買い取る計画であると発表した。FCCはまた同社のYHS持ち株比率が17.03%に達したことを明らかにした。したがってクェック氏の保持するYHS株は合計20.85%に達したことになる。 一方、27日にはYHSの総発行株式の6.1%に相当する866万2000株がブロックで取引されたが、市場筋はその大部分がン氏により買収されたものと見ている。もしそれが事実なら48時間以内にン氏により公開買付が提案される見通しだ。(ST,BT,LZ:3/28,BT:3/29)
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