SEAnews 1997-05-08 ArtNo.10407

【クアラルンプル】ワゴン・エンジニアリングは6日米国企業3社、Leach Company(LC)／オレゴン・ウェスタン・インダストリーズ・インク(OWII)／ＥＬインダストリーズ・インターナショナル(EL)とゴミ収集処理機器の製造／マーケッティングに関わる協定を結んだ。
ＬＣ社とは大型ゴミ採集コンパクター“Leach 2RII”の製造／マーケッティングに関わるライセンス／技術支援協定を、ＯＷＩＩ社とは小型サテライト“Retriever Side Loader”の製造・販売協定を、ＥＬ社とは関係部品の販売流通契約を、それぞれ結んだ。
ワゴン社のモハメド・アファンディ・イスマイル重役(ED)によると、同社はこれにより固形ゴミ処理機器の総合的なサプライヤーとなり、政府が固形ゴミ処理の民営化を図った際には、民営化企業に関係機器を納入できる。同社のマーケッテイング・チームは既に関係コンソーシアムとの接触を開始している。同社は注文生産方式により部品を取り寄せ、関係機器を製造・販売するため、現状で売上げ額を予測するのは困難と言う。
ワゴン社は現在消化器、ゴミ処理機器、石油輸送機器、陸送機器、空港地上支援設備、ゴミ収集機器の製造を手がけており、シャー・アラムの1.8ｈａの土地に設けた工場はフル操業中。スラゴール州スルンダの4.4ｈａの土地に2000万Ｍドル(土地代を除く)を投じて建設している新工場が来年半ばに稼働すれば、同社の製造能力は現在の5000万Ｍドルから1億Ｍドルに拡大する。
クアラルンプル証取(KLSE)上場のレン・ブラザーズ・ラバー・プロダクツ・インダストリーズBhdの完全出資子会社ギャラクシー・ウェイブズSdn Bhdがワゴン社に40％出資しており、レン・ブラザーズの主要株主ルンプン・ヒジャウ・コーポレーションSdn Bhdは、ゴミ処理民営化契約を狙うコンソーシアムの1社のノーザン・ウェイスト・インダストリーズSdn Bhdに参画している。(NST,STAR:5/7)