1997-05-08 ArtNo.10401
◆<星>コンパック、新たにノートPC3モデルを生産
【シンガポール】コンパック・コンピューター・コープはシンガポールのイーシュン工場で新たにノートブックPC(パソコン)3モデルの生産を手がけ、シンガポールにおける製造業務を拡張している。
コンパックのシャーリーン・ボーマン取締役(ポータブルPCブランド・マネージメント担当)が先週当地で語ったところによると、同社は数ヶ月前にノートブックPC新モデルの量産業務をヒューストンからシンガポールに移す方針を決めた。イーシュン工場はノートブックPC6モデルを製造、今月からフル稼働態勢に入る。
シンガポールで量産される新モデルはAramada 7710T、7730T、7750Tで、小売価格は8000~1万Sドル。同社は大手企業の管理職をターゲットにこれらのモデルを販促する方針だ。この他シンガポール工場ではAramada4131、4150、4161モデルが製造されている。コンパックはこの他に小売価格3199~4699Sドルのローエンド・モデル、Aramada1520D、1550Tを発表しており、これらは台湾パートナーにより製造されている。コンパック自身は現在ヒューストン、シンガポール、スコットランドの3カ所で製造業務を手がけており、シンガポールのイーシュン工場の製造規模は昨年8月以来拡張されている。
コンパックはポータブルPC販売では東芝、IBMに続き3位につけており、昨年は世界市場の9.3%、日本を除くアジア太平洋地域市場の6.8%のシェアを占めた。同社は今年は売上げ180億米ドルを達成し、昨年の5位から上位3入りを図る計画と言う。(BT5/7)
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