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1997-05-07 ArtNo.10398
◆<印度>三星電子、今年下半期に完全出資子会社設立
【ソウル】サムソン・エレクトロニクス・コーポレーション(SEC)は今年下半期にインドに完全出資子会社を設立する方針で、韓国政府の認可を待っている。
SEC幹部が同社を訪問したインド人記者団に語ったところによると、新子会社はインドにおける将来のベンチャーの持ち株会社となる。韓国の法律は国内におけるこの種の持ち株会社の設立を認めていないが、インドにおける持ち株会社の経営は問題ないものと見られる。
SECは、昨年インド政府から、持ち株会社を通じて最大6億3000万米ドルを投じ、テレビジョン、カラーTVブラウン管(CPT)、冷蔵庫、通信/情報技術(IT)製品を製造することを認められた。
CPT工場の建設期日は未定だが1999年以前がターゲットとされている。同プロジェクトには2億米ドルが投じられ、年産300万台が目指される。しかしCPT需要の薄さが懸念材料とされ、同社を慎重にさせている。
SECは、Larsen及びToubroと対等出資で今月から通信機器の合弁製造を開始する。両パートナーは2000年までに40クローを投資することになる。同プロジェクトの本部はバンガロール、製造拠点はMysoreで、スイッチ、EPABX、ペジャー等が製造される。
冷蔵庫は当面相手先商標製造(OEM)方式が採用される予定だが、既存企業を買収する可能性も検討されている。SECはその後ハイエンド製品の独自製造施設を設ける計画だ。
同社はまた金融部門をインドにおける成長分野として注目していると言う。(IE:5/6)
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