SEAnews 1997-05-07 ArtNo.10388

【シンガポール】シンガポール・テクノロジー(ST)グループ傘下のＳＴプロパティーズは5日、チョアチュカン・ストリート64に開発したエグゼクティブ・コンドミニアム“ウィンダミア”を平方フィート当たり440Ｓドルで売り出した。
これまでに売り出されたエグゼクティブ・コンドミニアムを見ると、やはりＳＴグループのピデムコ・ランドはイーストベイル及びウェストミアをそれぞれ平方フィート当たり400Ｓドルで、ＮＴＵＣチョイス・ホームズはスーメイ・グリーンを同上410Ｓドルで売り出しており、ウィンダミアは過去最高価格となっている。
ＳＴプロパティーズによると、地下鉄(MRT)ユーテー駅から徒歩5分のウィンダミア(395ﾕﾆｯﾄ)のユニット価格は、1300平方フィートの最小ユニットが56万Ｓドル、1400平方フィート台は60万～65万Ｓドルと、95％以上が70万Ｓドル以内に収まっている。ベット・ルームだけでなく、リビング、ダイニング・エリアもエアコン付きで、洗濯物の乾燥スペースも確保されている。また2つのスイミング・プールとコインランドリーも完備しており、価格は設備とサービスの質を反映していると言う。
不動産業界アナリストも、ウィンダミアの売り出し価格は依然妥当な線に収まっており、これまでのエグゼクティブ・コンドミニアムの売り出し価格は、公共住宅(HDB)の二次市場価格と大差がなかったため、今後なお値上がりの余地があるとコメントしている。(ST,BT,LZ:5/6)