1997-05-06 ArtNo.10382
◆<印度>DOT、ラジャスタン電話入札問題を検察庁に照会
【ニューデリー】電気通信局(DOT)は、ラジャスタン電話事業の仮契約を巡る非難が高まる中で、法的アドバイスを求め同問題を検察長官に照会したようだ。
同プロジェクトに1110クローの一番札を入れたコンソーシアム、テレリンクには、Shyamテレコムが43%、ハイデラバードのアドバーンスト・ラジオ・マスツ(ARM)が37%、米国企業ハリス・コーポレーションと広東省のLintechが各10%出資している。
しかしDOT委員会は先月21日の会議後、ARMの複数のオーナーがCBIの調査を受けていること、またARMは光ファイバー・ケーブル入札に絡むカルテル行為の捜査も受けていることを理由に、テレリンクに対してARMをコンソーシアムから除くよう勧告した。これに対してARMは「同社はテレリンクの主要株主であり、ラジャスタンの電話事業にもこれまで深く関与してきたことから、同社の株主は会社法により保護されており、テレリンクは法的にARMに対して出資の引き上げを求めることはできない。またDOTには如何なる理由にしろ入札企業に株主構成の変更を指示する権限はない」と主張していた。(TH:5/5)
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