1995-03-28 ArtNo.1037
◆<越>日系トレディア、US$6.37億深水港開発
【ハノイ】マキセ・ヒデオ氏、オータ・ヒデユキ氏父子とマレーシア人ビジネスマン、アランTTオン氏が会長、専務(MD)、常務(ED)をそれぞれ務めるシンガポール登録企業Tredia Vung Tau Port Developmentは向こう15年間に6億3700万米ドルを投じホーチミン市南東125キロのブンタウ省に深水港を開発する。
オン氏がこのほどMBT紙に語ったところによると、Ben-Dinh-Sao-Mai地区の555haの土地(大部分は埋立造成)にBOT(建設/経営/引渡)方式により3期に分けて開発される新港には、当初年間180万TEU(20フィート・コンテナ換算単位)、最終的に年間400万TEU(一般貨物にして6000万トン)の処理が可能な8つのコンテナ埠頭等が設けられ、同時に工業/商業不動産の開発も進められる。第1期工事のコストは1億8000万米ドルで、年間処理能力40万TEUのコンテナ・バースや支援施設が開発される。去る3月4日にベトナム全国海事局(VNMB)と関係協定に調印、今年末までにはベトナム投資局(SCCI)の認可も得られそうだ。同社は山一証券を金融顧問に、コリアーズ・ジャーディン・シンガポールをプロジェクト顧問に指名、他の出資者を物色していると言う。(MBT:3/27)
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