1997-05-05 ArtNo.10368
◆<印度>リライアンス、UMTLとローミング・サービス
【カルカッタ】リライアンス・グループはUsha Martin Telecom Ltd(UMTL)と提携し、11州をカバーするローミング・サービスを提供する。
カルカッタにおけるセル式電話ネットワークCommandの経営を手がけるUMTLは、リライアンス・モービルのネットワークが始動する6月末に共同でローミング・サービスを開始する。これにより両社の顧客は1枚のSIM(サブスクライバー・アイデンティフィケーション・モジュール)カードで、インド東海岸諸州全てにアクセスできるようになる。
Ambanis傘下のリライアンス・モービルは西ベンガル、ビハール、オリッサ、シッキム、アッサム、アルナチャル・プラデシュ、メガラヤ、マニプール、トリプラ、ナガランド、ミゾラム、マドヤ・プラデシュ、ヒマチャル・プラデシュにおけるセル式電話ライセンスを有する。これらの地域はインドの面積の34%、人口の33%を占めている。
UMTLの契約者ベースは今のところ1万9000人だが、インド東海岸地帯全体をカバーするローミング・サービスを提供するものは他に存在せぬことから、契約者ベースが急増するものと期待している。 またUMTLとリライアンスはインド最大のGSMローミング連合グローバル・コネクトのメンバーでもある。後者はカルカッタ、デリ、ムンバイ、チェンナイ、ゴア、タミールナド、ケララ、カルナタカ、アンドラプラデシュ、ポンディチェリー、マハラシュトラ、パンジャブ、グジャラト、ウッタラプラデシュ東部、ラジャスタン、ビハール、オリッサ、西ベンガル、シッキム、ハルヤナ、アッサム、ノース・イーストをカバーする21ネットワークをリンクしている。
両パートナーは近くフランス企業Schlumberger社により開発されたイースタン・リージョンSIMカードを発表する。(ET:5/3)
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