1997-05-05 ArtNo.10361
◆<馬>首相、17日にMSC中枢サイバージャヤの起工式主宰
【クアラルンプル】マルチメディア・スーパー・コリドー進出企業の本部や研究開発(R&D)施設等が設けられる、インテリジェント・シティー“サイバージャヤ”の起工式が今月17日にマハティール首相の主宰で催される。
マルチメディア・デベロプメント・コーポレーション(MDC)のオスマン・ヨープ・アブドラ会長が2日明らかにしたところによると、総面積7000haのサイバージャヤはルート2020と命名されたハイウェイを挟んで行政都市プトラジャヤと対面、これまでにMSCステータスを認められた34企業等が入居する。この内の6社、NTT、テレコム・マレーシア、TV3、マルチメディア・ユニバーシティー、ゴールデン・ホープ、MDCの施設がこの日着工される。
土地価格は平方フィート当たり30~40Mドルで、第1期工事では2800haのフラッグシップ・ゾーンが開発される。同ゾーンには、内外企業の情報技術(IT)関連R&D施設やその他のハイテク企業が入居する。サイバージャヤでは、通常の10%を上回る35%がオープン・スペースとして留保され、緑に覆われた環境が保たれる。人口は1ha当たり35人、合計24万人で、内1万人は知識労働者。サイバージャヤ内ではR&Dに付随したもの以外の製造活動は奨励されない。1999年の完成が目指されるが、一部の企業は来年末には操業を開始できると言う。(MBT,STAR:5/3)
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