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1997-05-05 ArtNo.10359
◆＜星＞自動車部品のタイスン、Ｓ＄２０００万公募調達
【シンガポール】創業64年の地元自動車部品トレーダー、Tye Soonは今日(5/5)にも約6000万株を公募、2000万Ｓドル余を調達し、内外事業の拡張を図る。
タイスンのオン・ホックシアン重役(MD)及び弟のオン・フアットキー氏によれば、公募調達資金の一部はジュロン・イーストの倉庫施設の拡張に充当される。 メルセデス・ベンツ部品のストックでは、公認ディストリビューターのサイクル＆キャリッジを除けば域内最大規模を誇るタイスンは、ベンツ・ビジネスが成功しさえすれば、シンガポールの新規上場銘柄のスターの座を占めることができる。タイスンは、ベンツ、トヨタ、ニッサン、ミツビシ、イスズの他、40社以上のＯＥＭ(相手先商標製造業者)サプライヤーの80ブランド以上、2万品目にのぼる自動車部品の取引を手がけ、シンガポール自動車部品市場の5％のシェアを占めている。
この他、消費財取引部門のヤマカワ・トレーディングは日系スーパーや病院への食品雑貨の納入、時計や女性用肌着の商いを手がけている。授権資本3000万Ｓドル、払込資本1750万Ｓドルのタイスンの昨年の営業額は1億3030万Ｓドル、自動車部品のディストリビューションが同売り上げの70％以上を占めた。税引き前利益は760万Ｓドル。過去5年間に営業額はほぼ2倍、税引き前利益は120％アップ、マージンは4.4％から5.8％に改善した。同社は中国福建省福清市に自動車修理工場をオープン、ペナンのコーヒーミックス製造事業にも出資している。既に福清における自動車部品製造のライセンスも取得しており、中国の主要都市に代表事務省の開設も計画している。(ST,BT:5/3)
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