1997-05-05 ArtNo.10354
◆<星>民間住宅、第1四半期に3.7%値下がり
【シンガポール】シンガポールの民間住宅価格は今年第1四半期も3.7%ダウン、連続3四半期にわたり下降を見た。
民間住宅不動産価格は昨年第3四半期には2%、第4四半期には2.7%、それぞれ下降しており、昨年5月15日に政府が不動産投機抑制措置を導入して以来、8.4%下降したことになる。アナリストは民間住宅価格の下降は持続的潮流と化したと評している。
不動産取引活動もスローダウンしており、今年第1四半期に提出された購入許諾証の件数も1666件と9.8%下降した。
都市再開発局(URA)が2日発表した不動産価格指数によれば、アパートは7.9%、コンドミニアムは4.9%、デタッチは2.6%、セミデイタッチは2.6%、テラス・ハウスは4%、それぞれ下降した。
地域別に見ると東部地区では、デタッチとセミディタッチが各14.9%と6.3%下降、ハイエンド物件の値下がりが顕著となった。これに対してセントラル地区では、テラス・ハウス、アパート、コンドミニアムが各10.4%、8.5%、7.3%下降した。しかしながらセントラル地区のバンガローとセミディタッチは、各9.7%と1.1%値上がり、また東北地区と東部地区ではコンドミニアム価格が各5%と0.7%上昇した。(ST,BT,LZ:5/3)
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