1997-05-03 ArtNo.10347
◆<馬>Iomega、ペナンを新製品の製造センターに
【ペナン】PC(パソコン)記憶装置製造業務をペナンに移転しつつある米系テクノロジー企業Iomega Corpは、ペナンを新製品の製造センターにする計画だ。
Iomegaの世界売上げは95年の3億2600万米ドルから96年の12億米ドルに272%ジャンプ、97年第1四半期の売上げも3億6100万米ドルと、早くも95年通年の営業額を上回った。
IomegaのK.H.テー重役(MD)によると、同社は向こう6カ月間にペナンから続々新製品を出荷する計画で、ペナン工場は目覚ましい成長を遂げる見通しだ。 ディスク・ドライブ・メーカー、クアンタムが1億Mドル以上を投じてバヤン・ルパス・フリー・インダストリアル・ゾーンに設けた37万6000平方フィートの工場を昨年6月に引き継いだIomegaは、昨年9月から同工場でJaz、Dittoテープ・ドライブの製造を開始、昨年12月にはポータブル・ディスク製品の全製造業務をユタ州ロイからペナンに移転すると発表した。目下同社のZipドライブはペナン工場とフィリピンの契約製造業者により、ほぼ半分づつ製造されている。ユタ州オフィスは引き続き世界本部、研究開発(R&D)、戦略資材の調達、財政・金融、管理、営業、マーケッティング、プロットタイプの開発/製造を手がける。
Iomeg(M)は目下1400人を雇用、年間800万ドライブを製造しているが、設備稼働率は50%にとどまっている。また地元部品使用率は現在の30~35%から18カ月以内に50%に引き上げられると言う。(STAR:5/2)
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