1997-05-03 ArtNo.10346
◆<馬>KPB/トランスマイル、共同で総合一貫輸送提供
【クアラルンプル】マレーシア海運業界の主要プレーヤーとして急浮上中のコンソーシアム・プルカパラン・ナシオナルBhd(KPB)は、地元空輸会社トランスマイル・グループBhdと共同でアジア太平洋地域における総合的なロジスティクス・サービスを提供する。
KPBとトランスマイルの会長を兼ねるミズラン・マハティール氏が水曜(4/30)に催されたビジョン2020ナショナル・コングレスの会場で語ったところによると、グループは、今年末までにマルチ・モデル・ロジスティック・サービスを開始、域内に製造拠点を設ける多国籍企業に、陸上/海上/航空輸送を統合した一貫サービスを提供する。KPBとトランスマイルが保持するインフラを基礎に、ジャスト・イン・タイム・コンセプトを導入、また情報技術(IT)を駆使して、多国籍企業の在庫管理を支援する。トランスマイルは現在ボーイング737輸送機7機を有するが、中古機や新型機を補充、フリートの拡張を図る。また政府に運航路線の拡張を申請する。
ウェスト・ポート(ポート・クラン)を経営するウェストポート・ホールディングズの買収計画に関して、ミズラン氏は、総理府経済計画局(EPU)に関係申請を行ったか否かを明らかにすることを避けた。(NST,MBT,STAR:5/1)
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