SEAnews 1997-05-03 ArtNo.10342

【シンガポール】シーゲート・テクノロジーズは水曜(4/30)、ディスク・ドライブ(HDD)工場の操業を一時停止するとの噂を否定した。
巷間にはシーゲートが、供給過剰乃至は主要部品の不足からアンモーキオのＨＤＤ工場の操業を2日から1週間停止するとの噂が流れ、操業停止は在庫調整あるいは、新工場の操業に伴うものと言った憶測も伝えられていた。
しかし、シーゲートのリチャード・ダウンニング副社長は、ＢＴ紙の質問に対して、シンガポール工場は平常通り操業されているだけでなく、膨大な手持ち受注からレーバー・デーも操業を強いられていると語った。同氏によれば、これまでに述べてきた通り市場には十分な製品が存在せず、供給逼迫状況は全く変っていない。スノコのプリント基板アセンブリー(PCBA)工場は4月29／30日の2日間操業を休止したが、これはレバー・デーに伴うものと言う。
他の業界筋もドライブ・ヘッドの供給逼迫からＨＤＤ不足は、今四半期末まで持続する見通しで、ＨＤＤ市場に生産過剰の兆候は全く存在しないとしている。(BT:5/1)