1997-04-30 ArtNo.10319
◆<印度>ファイバー・グラス供給過剰で値下げ競争白熱
【ムンバイ】インド国内のファイバー・グラス業界は設備過剰と需要減退から在庫を積み上げ、熾烈な値下げ競争を展開している。
こうした中で僅か1年前には市場独占を謳歌していたFPG Ltdは、Thane工場の操業停止とハイデラバード工場の操短を強いられている。インドの国内需要は月間850~900トンと見られるがFGPの設備能力は900トン、Binani Zincのそれは500トン、UP Tuigaは200トンで、合計能力は1600トンに達する。このためキロ当たり価格は昨年の平均125-130ルピーから、今やFPGは80ルピー、Binaniは50ルピー、UP Tuigaは75ルピーに引き下げている。
米国のオーエンズ・コーニング・ファイバーグラスと地元マヒンドラ&マヒンドラの合弁計画も暫時見送られる見通しだ。(ET:4/29)
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