1997-04-30 ArtNo.10317
◆<馬>マルチメディア・ネットワークにワイヤレス技術導入
【クアラルンプル】ブミプトラ情報技術(IT)企業Camro Technology Sdn Bhd(CTSB)は、カリフォルニア州サニーベル拠点のTetherless Access Ltd(TAL)と、ラジオ・ワイヤレス・コンピューター・ネットワーク技術のマレーシアでの提供に関わる対等出資合弁契約(投資額US$3千万)を結んだ。
TALは米国とアジアの投資家がTetherless Access Asia Ltdを通じて所有する企業で、後者はナスダック登録のアメリカン・フェニックス・インクの60%の権益も握っている。
Camroのシャムスル・アズハル上級副社長が28日語ったところによると、固定式電話を敷設するのに比べワイヤレス・システムは30~50%安上がりで、教育省が奨励する学校、特に農村地区の学校がインターネットにアクセスするのを容易にし、また全国に支店網を展開する銀行/金融機関に安価なインターネット/イントラネット・リンクの便宜を提供できる。同社は目下、テレコム・マレーシアBhdとこの種のサービスに関する協議を進めている。
Camroはこの他、1000Mドル以下のネットワークコンピューター(NC)を近く発売する計画で、来月末には学校/学生向けのマルチメディア・ネットワーク・プログラム“MAY-NET”サービスを開始すると言う。(STAR:4/29)
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