1997-04-30 ArtNo.10308
◆<星>IT教育に向こう6年間にS$20億投資
【シンガポール】シンガポール政府は向こう6年間に情報技術(IT)教育に20億Sドルを投じるとともに、ハードウェア、ソフトウェアの更新や関係訓練に別に毎年6億Sドルを投資する。
テオ・チーヒアン教育相が28日、サンテク・シティーで催された“IT教育マスタープラン”の発表会で明らかにしたところによると、同計画の下、全ての教師と小学4年生以上の学童/学生に無料電子メール口座、教師2人にノートブックPC(パソコン)1台、学童/学生2人にデスクトップPC1台が提供され、全校にフルタイムのコンピューター・トラブルシューターが配置される。カリキュラムの30%はコンピューター・ベースのものと成り、全ての学生に卒業までに最低、デスクトップ・パブリッシングとスプレッド・シートの基礎技術が施される。
計画は段階的に進められ、今年は小・中・高22校が同計画に参加する。ちなみに米国政府は2億Sドルを投じて6000校にコンピューター教育を施しており、こうした米国の例との比較からもシンガポールの熱の入れ方が窺えると言う。(ST,BT,LZ:4/29)
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