1997-04-29 ArtNo.10305
◆<印度>Essar、ペレティゼーション工場の一部権益売却
【カルカッタ】Essar Steel LtdのRuias氏は、目下日系や韓国系の鉄鋼会社と、アンドラ・プラデシュ州ヴィシャカパトナムに設けた年産330万トンのペレティゼーション・プラントの権益売却交渉を進めているもようだ。
Essarは当初、パイプラインによりバイラディラの鉱山からペレティゼーション・プラントまで流体状の鉱石を直送する計画を立てたが、莫大なコストと土地収用を巡る交渉の難航が予想されることから、同計画を棚上げしたようだ。Ruias氏は、かわりに同プラントの権益売却により約500クローを調達、これによりペレティゼーション・プラントのキャパシティーを年産600万トンに拡大、製品を東南アジア諸国に輸出する計画とされる。500クローの資金調達目標から見て、20~40%の権益が売却されることになりそうだ。(ET:4/28)
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