SEAnews 1997-04-29 ArtNo.10301

【クアラルンプル】石油／ガス業界向け部品製造やサービスの提供を手がけるPetra Resources Sdn Bhd(PRSB)は、海外市場開拓の手始めとして、ベトナムにおける業務を拡張する計画だ。
ＰＲＳＢのトゥンク・ダト・イブラヒム・プトゥラ会長によると、ベトナムでは米国企業Waukesha Engineに保守サービスを提供しており、向こう2年間にできるだけ多くの海外市場で同様の保守サービスを提供する。
ＰＲＳＢは昨年参加したベンダー・デベロプメント・スキームの下、ペトロナス傘下の31企業に部品を納入、今年末までにＩＳＯ 9002資格の取得を目指している。
1994年に200－300万Ｍドルを投じて設けられたミリの第1工場は、カリガリＢＤＯサラワクやシェルに部品製造と保守サービスを提供、経営は極めて順調だ。トレンガヌ州クママンの1万5000平方フィートの第2工場は6月に稼働する。マラッカにおける工場建設も計画しているが、その実現にはなお1年を要する見通しだ。昨年は300万～400万Ｍドルの製造契約を獲得したが、今年は第2工場も稼働するため、600万～700万Ｍドルの受注を見込んでいる。昨年の営業額は2800万Ｍドルと、一昨年の2600万Ｍドルを上回った。今年はまた保守サービスに力を入れることにより、マージンの改善を図る。ＰＲＳＢは1988年に払込資本200万Ｍドル(100%ﾌﾞﾐﾌﾟﾄﾗ資本)で設立され、従業員は現在100人、プタリン・ジャヤ、クママン、ビントゥル、ミリ、ラブアンに事務所を有し、クアラルンプル証取(KLSE)上場の機会を探っている。(NST:4/28)