1997-04-29 ArtNo.10297
◆<馬>ニチデン・マシーナリ、来年3月には技術移転をほぼ完了
【クアラルンプル】ニチデン・マシーナリは来年3月までに完全出資子会社NECマシーナリ(マレーシア)Sdn Bhd(NEC-MM)への技術移転をほぼ完了する。
NECマシーナリ(M)のタケダ重役(MD)によると、ニチデン・マシーナリの初の海外子会社で、また日本以外ではアジアで初めてダイ・ボンダーの製造を手がけるNEC-MMの業務は、デザインから製造/マーケッティング/納入据付/顧客サービスまでをカバー、総合的な地域センターとしての役割を担う。
ニチデン・マシーナリ本社は現在ボンディング・マシーン25モデルを製造しているが、マレーシアでは30万~40万Mドルの2モデルが月間10台製造されている。
目下43人の地元エンジニアを日本に送って6ヶ月間の研修に参加させているが、訓練は予想以上に順調に進んでおり、同社は向こう3年間に日本人スタッフを50%削減する計画だ。これまでに地元スタッフの日本における訓練に投じられた資金は約150万Mドルで、これはスバン・ハイテク・インダストリアル・パークの工場建設コストとほぼ同額と言う。(NST:4/28)
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