【シンガポール】シンガポール港湾局(PSA)は最近台湾との直行便の運航が認められた南部中国の2港中の1つ福州港の管理と再開発契約を獲得した。
PSAが発表したところによれば、同局は福州港湾局と合弁で既存の2つのコンテナ・ターミナルの経営を引き受けるとともに、新たな深水コンテナ・ターミナルを建設する。PSAは以上の合弁事業を完全出資子会社シーライオン・フアナンPte Ltd及び香港拠点の合弁パートナー2社、Ranki Development Ltd、Pacific Industries and Development Ltd(インドネシアのサリム・グループ関連企業)を通じて進める。福州は大連に続きPSAが管理を手がける中国の2つ目の港になる。PSAは合弁事業の投資額、各パートナーの出資率等を明らかにしていない。
福州港は昨年17万7000TEU(20フィート・コンテナ換算単位)のコンテナを処理したが、同処理量は2000年までに50万TEUに達すると言う。(ST,BT:4/28)