1997-04-29 ArtNo.10293
◆<星>各社、ACT97にスマート・カード新技術を展示
【シンガポール】サンテク・シティーで先週開かれた“ザ・アジア・カード・テクノロジー(ACT)97”では、各社が小売り/銀行業界向けに開発したスマート・カードの新技術が紹介された。
ハイパーコムは小売業者や銀行が取引データを保管し、点検することを可能にするいわゆるロイヤルティー・アプリケーションを展示した。カード・ユーザーは同システムを通じてリワード・ポイントをアップデートすることもできる。
Smart Schlumbergerにより展示された公共/民間組織や機関のカード・ベースのインフラストラクチャー“スマート・ビリッジ”は、インターネット・ショッピング、無人ガソリン・スタンド、電子リモート支払い等の安全性や利便性を高めることができる。
ベリフォーンが紹介したパーソナルATMは、主婦が家庭で、通常の電話回線を通じて安全且つ容易に銀行から現金を引き出せるシステムで、同社は同時にタクシーや新聞スタンドでの電子支払いを可能にするスマート・カード端末オムニ1250を展示した。
Gemplusは通信機器とコンピューターを介してスマート・カードを利用する際のインターフェース“スマート・アシスタント”を紹介した。スマート・アシスタントは、安全性の確保、ユザーの認証、電子支払い等の機能を備えている。(BT:4/28)
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