SEAnews 1997-04-29 ArtNo.10292

【シンガポール】インテル・コーポレーションは先週、他所に先駆けシンガポールでネットワーク新製品の大規模な売り出しを行った。
特にファースト・イーザーネット製品には、極めてアグレッシブな価格が設定されており、注目を呼んだ。例えばイーザーネットからファースト・イーザーネットへの転換をボタン1つで可能にするエクスプレス10／100スタッカブル・ハブの値段は100米ドル以下に設定されている。
転送速度毎秒10ＭＢ(ﾒｶﾞﾋﾞｯﾄ)の従来型イーザーネット(ﾈｯﾄﾜｰｸ通信装置)に比べ、ファースト・イーザーネットの転送速度は100ＭＢと、ビデオ・コンファランス等の広帯域アプリケーションにも容易に対応できる。
またシングル・ポート・エクスターナル・プリント・サーバー“ネットポートエクスプレスＰＲＯ／100”の店頭価格は399米ドル。
この他、半径2キロ以内の8カ所のＬＡＮ(ﾛｰｶﾙ･ｴﾘｱ･ﾈｯﾄﾜｰｸ)をリンクできるファースト・イーザーネット光ファイバー・スイッチ“エクスプレス100ＦＸ”や10／100ＭＢサーバー・アダプターの“イーザーエクスプレスＰＲＯ／100”が発売された。
インテルの新製品はデスクトップ、ＬＡＮワーク・グループ、キャンパスＬＡＮ等に対応しており、今年6月にはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)対応製品も出荷されると言う。
インテルによると今年は世界的に1500万枚のイーザーネット・カードが出荷される見通しで、これは1995年の60万枚、昨年の300万枚に比べ飛躍的な数字と言える。(BT:4/28)