1997-04-28 ArtNo.10290
◆<印度>政府、マドラス・ファティライザーの持ち分縮小計画
【ムンバイ】インド政府は608クローのマドラス・ファティライザーズLtd(MFL)の持ち分を51%以下に縮小する計画だ。
MFLは、インド政府とナショナル・イラン・オイル・カンパニー(NIOC)の70:30の合弁会社で、消息筋によるとMFLの経営陣は政府の以上の計画に関して、NIOCの同意を得るよう指示された。MFLは来月12日に43クローの株式公開を計画、これによりインド政府とNIOCの出資率はそれぞれ、57%と25%に下降するが、このことと政府の持ち分処分とは無関係と言う。
政府投資削減委員会(DC)の提言に基づき、政府が手放す権益の一部乃至全てが戦略パートナーにオファーされる。MFLはその保持する強力な国内販売網から、国内尿素会社の理想的な戦略パートナーと言えるが、政府が一部権益を外国投資家にオファーする可能性もある。同社は371クローのターム・ローンの内、162クローを日商岩井から提供されている。518.5クローを投じた製造工程の改修工事はほぼ完成し、来月には稼働する予定だ。(ET:4/26)
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