1997-04-28 ArtNo.10278
◆<星>クリエイティブ、第3四半期純益US$4420万
【シンガポール】クリエイティブ・テクノロジーは今年3月末締め第3四半期に4420万米ドルの純益を計上、前年同期の3310万米ドルの純損失から業績の顕著な改善を実現した。しかし第2四半期の5693万米ドルの純益には及ばなかった。
クリエイティブが26日発表したところによれば、第3四半期の営業額は2億8280万米ドルと、前年同期の2億8210万米ドルを僅かに上回ったに過ぎないが、マージンは大幅に改善、損失を利益に転換した。また年初9カ月の営業額も9億5290万米ドルと、前年同期の10億1580万米ドルを下回るが、純益は50万米ドルから1億1580万米ドルに激増、1株益は0.01米ドルから1.29米ドルに改善した。
シム・ウォンフー会長によると、グループ業績は同社製品、特にオーディオ、ビジュアル製品に対する国際市場の好需要を反映していると指摘した。
マイクロ・プロセッサー・メーカーがマルチメディア機能を備えたチップを続々市場に投入していることから、サウンド・カード・メーカーへの衝撃が注目されているが、アナリストは依然他社に比べクリエイティブの前途を好感している。クリエイティブ・テクノロジーのライバル、ダイヤモンド・マルチメディア・システムズは昨年第1四半期の1120万米ドルの純益から今年第1四半期の600万米ドルの純損失に業績を悪化させている。(LZ:4/27)
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