SEAnews 1997-04-26 ArtNo.10267

【クアラルンプル】今年6月のクアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指す音響機器メーカー、Capetronic Consumer Electronics Holdings Bhd(CCEH)は、ポート・クランに新工場を建設、製造能力を30％拡大する。
Grande Capetronic Holdings Ltd(GCH)のT.P.Scandrett財務担当重役(CFO)が24日催された公募引受契約調印式後語ったところによると、新工場ではプラスチック射出成形が手掛けられ、輸出向け視聴覚機器の製造ライン6本が、既存の9本に追加される。既存工場に隣接して建設される新工場は、今年末か、来年初に稼働する。公募調達される4600万Ｍドルの資金の大きな部分が新工場の建設に当てられる。
ＣＣＥＨは新株600万株、譲渡株400万株を、いずれも1株7.80Ｍドルで公開する。上場後の各社のＣＣＥＨ持ち分は、ＧＣＨが53％、ミズララン・マハティール氏に率いられるイスカンダル・ホールディングズSdn Bhdが21％、一般投資家が26％になる。昨年のＣＣＥＨの営業額は3億7940万Ｍドル、税引き前利益は2500万Ｍドルで、今年12月期には、売上げ3億7000万、税引き利益2600万Ｍドルが見込まれている。
ＣＣＥＨはパイオニア、ヤマハ、ソニー、オンキョー、フィリップス、トムソン、Ｂｏｓｅ、Ｍａｇｎａｖｏｘ、ＲＣＡブランドのミュージック・センターを月間8万ユニット、セパレート・システムを2万ユニット製造、またオーディオ機器の開発も手掛けている。(NST,MBT,STAR:4/25)