1997-04-25 ArtNo.10247
◆<星>都市再開発局、注目のコンド開発用地入札募集
【シンガポール】都市再開発局(URA)は23日、優良コンドミニアム用地2区画(ドゥレイコット・ドライブ/ニュートン・ロード)を含む99年借地権付き住宅開発用地4区画の入札を募集した。
アナリストは、ドゥレイコット・ドライブとニュートンロードの2区画の落札価格は2億Sドル以上で、大手デベロッパーが顔を揃えるものと見、残りの2区画は中小デベロッパー向きと評している。 タングリン・クラブに隣接したドゥレイコット・ドライブの15万2918平方フィートの区画は、オーチャード・ロードとタングリン・ロード周辺の優良住宅地の中心に位置する。最高20階、最大床面積32万1130平方フィート、160~180ユニットのコンドミニアムを開発できる。アナリストらは、平方フィート当たり価格(開発可能最大床面積を基準:以下同様)が750Sドルに達するものと予想しているが、永久所有権付き土地でないことから900Sドルには達しないものと見ている。ユニット当たり2600平方フィート、108ユニット程度の高級コンドミニアムなら、売り出し価格は平方フィート当たり1400Sドルが見込めるが、これも永久所有権付きのアードモア・パークを下回る。同地は昨年3月に入札にかけられるはずだったが、URAは不動産市況の過熱を回避するためか、入札を見送った経緯がある。
イーヴリン・ロード向かい、ニュートン地下鉄駅にも近いニュートン・ロードの13万4241平方フィートの区画には30階建て最大床面積37万5875平方フィート、225~245ユニットのコンドミニアムが建設できる。平方フィート当たり予想落札価格は480~550Sドル、220ユニットのコンドミニアムなら売出価格は平方フィート当たり1100Sドル前後になりそうだ。
ヘイグ・ロードの7万1555平方フィートの区画には最大床面積20万359平方フィート、110~130ユニットのコンドミニアムが、チュン・ティン・ロードの6万7836平方フィートの区画には最大床面積9万4970平方フィート、50~60ユニットのコンドミニアムか、25~35ユニットの複合開発が可能だ。両地の落札価格は平方フィート当たり250Sドル前後、総額各5000万Sドル/2000万Sドル前後と見込まれる。(ST,BT,LZ:4/24)
|