1997-04-23 ArtNo.10220
◆<星>サイム、CAMのハイテク農園ビジネスに49%出資
【シンガポール】マレーシアのコングロマリット、サイム・ダービーは完全出資子会社コンソリデーテッド・プランテーションBhd(CPB)を通じて、シンガポール証取(SES)上場CAMインターナショナルのハイテク野菜栽培合弁会社エアログリーン・テクノロジーの49%権益(588万株)を買収する。
エアログリーンはCAMインターナショナル、海事設備/ハードウェアー会社シンセンフアット、分子農業生物学研究所(IMA)子会社Imagenホールディングズ、Imagen会長夫人のクー・スワットチュー女史の62.3:23:6.7:1の合弁会社で、リムチュカン・アグロテクノロジー・パーク内の農園でエアロポニクス(気耕法)技術を用い、日量3~4トンの野菜を生産、シンガポール国内のスーパー・マーケット等に供給している。同社は来年3月以降に日産2.5~3.5トンの第2農園をオープンする計画で、今年8月にも着工する予定だ。
今回の取引を通じてCAMのエアログリーン・テクノロジー持ち分は30%に縮小する。取引価格は1株当たり2.70Sドルと、帳簿価格を1.55Sドル上回り、CAMは税引き前に367万Sドルの特別利益を得られる。
一方、CAM子会社のCAMアグロ・イノベーションはCPBと、マレーシアに30:70の出資率で別の合弁会社を設立、6~10haのハイテク農園を経営する。最初の農園はクアラルンプルに設けられる。(ST,BT.LZ,STAR:4/22)
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