1997-04-22 ArtNo.10206
◆<馬>サバ州、資源基礎経済から自立的経済への転換目指す
【クアラルンプル】サバ州はアウトライン・パースペクティブ・プラン・サバ(OPPS)の下、1995-2010年の間に資源ベースから知識と独自の潜在能力をベースとした経済に変身を遂げる計画で、このため内外の投資プロジェクトの誘致に力を入れている。
サバ州のヨン・テックリー首席大臣が先週土曜に催されたサバ州投資機会フォーラムの席上語ったところによると、州政府は一連の工業化戦略を通じて開発を加速、国内総生産(GDP)に占める製造業の比率を現在の15%から33%に引き上げる計画だ。1995ー2010年の間の製造業成長率は年率13.3%、建設業は9.3%、GDP成長率は8%が目指される。ちなみに1992-94年の間のサバ州のGDP成長率は年率2.3%だった。
サバ州が採用する各人種代表による首席大臣の交代制に伴う政策の不連続を懸念する必要はない。政策の一貫性は中央政府により保証されている。またサバ州は外国人の不動産購入に対して他州のように10万Mドルの税を課していない。州内の住宅、商業不動産は過去2年来、需要に供給が追いつかず値上がりを続けており、住宅価格は2年間に30%アップした。サバ州にはまだタイム・シェアリングのアパートやコンドミニアムも存在しない。この他、観光関連インフラ事業の潜在性も大きいと言う。(MBT:4/21)
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