1997-04-21 ArtNo.10193
◆<馬>MMC等、サバ電力局民営化計画を経済計画局に提出
【クアラルンプル】マレーシア・マイニング・コープ(MMC)に率いられるコンソーシアムが、総理府経済計画局(EPU)にサバ電力局(SEB)の民営化計画案を提出したもようだ。
消息筋によれば、同コンソーシアムには政府の勧誘に基づき半島マレーシアの電力会社トナガ・ナシオナルBhd(TNB)も加わる可能性が有る。同コンソーシアムは政府の求めに応じて同提案を提出したものだが、TNBは当初コンソーシアムのメンバーに含まれていなかったようだ。MMCもTNBも以上の消息に関してコメントを避けている。これ以前にはSEBの民営化に5社が関心を表明していると報じられていた。SEBはエネルギー通信郵政省の監督下に1957年にノース・ボルネオ・エレクトリシティー・ボードとして設立され、取締役、GM、副GMは同省により任命されている。SEBはサバ州とラブアン島における発電/送電/配電を担当しており、先々週水曜にはSSBの民営化を可能にするための1997年度サバ電力法修正案が国会に上程された。観測筋によると、サバ州の電力事業を手がける者は、そのスタートにおいて先ずインフラ整備に莫大な投資を必要とし、投資収益の還流はかなり先になると言う。(MBT:4/19)
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