1997-04-19 ArtNo.10176
◆<馬>サプラ・モーターズ、域内市場進出目指す
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場を目指し株式を公募した自動車部品メーカー、サプラ・モーターズBhdは、来年はフィリピン/インドネシア市場への進出を目指す。
シャムスディン・アブドル・カディル会長が16日の株式公募抽選会後語ったところによると、先ず大きな潜在性が見込めるフィリピンへの進出が図られる。フィリピンにはサプラ・モーターの主要顧客のプロトンが製造施設を設けており、既に現地パーティーとの交渉が進められている。いずれにしても当面は直接輸出を手がけ、その後現地に工場を設ける。当初のこれら両国への輸出は総生産の3%を占める見通しだ。
住友電気工業と合弁でASEAN市場向けブレーキ・システムを製造する計画の事業化調査は完了、同社は目下プロドゥアに対する納入交渉を進めている。サプラ・モーターは同システムの製造設備にこれまでに既に600万Mドルを投じた。
サプラ・モーターは今回950万株を1株2.10Mドルで公募したが、ブミプトラ株は105.71倍、一般公募分は61.20倍、平均74.56倍の応募超過となった。(STAR,NST,MBT:4/17)
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