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1995-01-11 ArtNo.101
◆＜馬＞コンピュータ販売、今年も拡大、価格競争再燃も
【クアラルンプル】コンピュータ販売は情報技術(IT)分野の需要拡大等から今年も昨年並みの好調な伸びが見込めるが、熾烈な価格競争の再燃も予想されている。
ＩＣＬディストリビューション社幹部によれば、昨年のＩＴ業界ではＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)が大幅に値下がりし、少なからぬ新規参入者も登場する中で、20～25％の売上の伸びが見られたが、今年も同程度の成長が望める。今年の成長はより競争力の有る価格のハード／ソフトウェアーの登場や、各社によるディストリビューション・チャンネルの拡大、ターゲットとされる市場の多様化等によりもたらされる見通しで、クライアント・サーバー・コンピューティングや中小オフィス、ホームオフィス方面の需要拡大も見込める。同時にコンピューター価格は引き続き値下がりする見通しだ。
ＰＤＸコンピュータ幹部も国内経済の順調な成長がＩＴ産業の拡大を導くと観測、空港／大量公共輸送システム／英連邦競技会等もＩＴ産業の成長に貢献すると指摘する。しかしコンピューター・ベンダーの生き残りをかけた競争の熾烈化も避けられない。こうした問題には人材資源の確保やマージンの縮小、急速な技術の進歩が含まれると言う。 マレーシアコンピュータ産業協会(PIKOM)のアラン・ファン理事長によれば、95年は昨年と同様な成長のスケールと同様な成長要因が予想される。同じコンフィグレーション（機器構成）のシステムは値下がりし続けるが、有る種のソフトウェアーやサービスは値上がりも予想される。これはソフトウェアーがますます複雑化する反面、ハードウェアーが一般化するためと言う。(MBT:1/9)
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