1997-04-11 ArtNo.10092
◆<印度>独コンチネンタル、タイヤ製造計画の縮小検討
【ニューデリー】ドイツのタイヤ・メーカー、コンチネンタルAGは、地元アポロ・タイヤとの対等出資ラジアル・タイヤ製造合弁事業の規模縮小の可能性を検討している。
昨年両社の間で結ばれた覚書では、マハラシュトラ州プーナに年産470万トンのラジアル・タイヤ工場を設け、製品の80%はコンチネンタルが引き取り、残りの20%をインド国内で販売するはずだった。同国内販売量は既存のインド国内メーカーのラジアル・タイヤ製造量の合計を上回っており、国内需要の成長が予想を下回ったことが、計画見直しの主因とされる。
消息筋によれば、合弁事業そのものの規模を縮小することの他、コンチネンタルの引き取り分を拡大することも考えられるが、その場合はコンチネンタルの出資率が上方修正される可能性がある。両社は来月ハイレベルのミーティングを催し同問題を協議すると言う。(ET:4/11)
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