1997-04-11 ArtNo.10082
◆<星>北欧電信会社、アジアで営業額の50%実現目指す
【シンガポール】シンガポール証取(SES)メインボードへの二次上場を原則的に認められたノルウェイの電気通信会社Nera ASAは、向こう数年間に営業額の50%をアジアで実現できるものと予想している。
Nera(SEA)のサミュエル・アン重役(MD)によると、昨年の3億9500万米ドルのグループ営業額の38%にアジアが貢献している。これにはラオス/カンボジア/ミャンマーを含むASEAN地域とインド及び中国の売上げが含まれる。東南アジア売上げだけでも1992年の5000万米ドルから昨年の1億5000万米ドルに3倍に拡大しており、以上の目標の実現は困難ではない。特にマレーシアとタイのテレコミュニケーション・サービス需要は急成長している。
ワイヤレス・コミュニケーションや、POS(ポイント・オブ・セール)製品/データ・ネットワーキング・サービス等の専用通信ビジネスを手がけるNeraは、最近アイル・ラジャ工場に300万Sドルを追加投資、当地で高周波ラジオ・システムの製造も開始した。シンガポールに進出して以来18年になる同社はシンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナムにセールス・オフィス、中国、インドに地域オフィスを展開、域内電気通信業の成長と同レベルの年率20%の売上げの伸びを維持する計画だ。(ST:4/10)
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