1997-04-10 ArtNo.10068
◆<星>ロイヤル・アホールド、US$5億投じアジア市場開拓
【シンガポール】オランダのスーパー・マーケット、ロイヤル・アホールドは、TopsスーパーマーケットとBi-Loフード・ディスカウント・ストアの2コンセプトの下に向こう2~3年間に5億米ドルを投じてアジア市場を開拓する。
最近シンガポールを訪れたアホールドのジャン・ホール広報担当副社長によると、トップスの平均売り場面積は1万平方フィート前後、投資額は約100万Sドルだが、クォク・グループがキムセン・ロードに開発中のグレート・ワールド・シティーに今年11月にオープンする店舗の投資額は300万Sドル、売り場面積は3万5000~4万平方フィートと、同グループにとってはアジア最大規模になる。シンガポールは決してグループにとって最大の市場ではないが、アジア本部の所在地として、また商品調達/市場調査/市場戦略立案の拠点として重要な役割を担っている。同社は1995年にアジアに進出したばかりだが、アジア5カ国の今年の売上げは10億に達する見通しだ。米国のスーパーマーケット市場の成長率は年率3%に過ぎないが、アジアの成長率は15%に達する。同社は今後5~10年間にアジアのトップ・スーパーマーケットになることを目指しており、2005年のアジア売上げは、予想される600億Sドルのグループ営業額の10%を占める見通しと言う。(LZ:4/9)
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